雪と酒と戯言が恋しくなる頃
仕事と仕事の合間に休暇がやってくるのか。
休暇と休暇の隙間に明日がやってくるのか。
明日と明日の狭間に貴方がやってくるのか。
そして貴方は何時の間にか仕事へ行くのだ。
なんて晴れやかな諦め日和か
髭剃りが僕の輪郭を無造作に彫刻する。
一滴の血とウォッカで意味を線引く
痘痕も靨の自覚はあると、あの時言った。今も変わってない。
ウイスキーさえも明日を嘲る
手元のタブレットの一辺よりも短い人生。
胡乱げに洗い流すズブロッカ
忸怩タル涙ヲ切先ニ添エテ、三月ノアノ月明カリノ下デ風ヲ睨ンダ貴方ヘノ恋慕ニ同封スル。
思い出の煮凝り
憎しみに錠をかける。
肯く傀儡が枕元で微笑む
幸せにアイロンをかける。