2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
賑やかし虚ろにさざめく伽藍堂。
ラブソング、メイビー。
虚しさと儚さだけを売買するあの商人が、どうやら幸福を餌に買収されたらしい。
桜色の影を追い続け、ついには追い越してしまった轍は紅葉色。
何よりも吐いた、嗚呼。
手当たり次第に足掻いた果てに、体裁などはにべもなく、首尾も上々と頭痛が唄う。
逃げる事も許されず、口から溢れでる一生のお願いすら聞き入れてもらえず、慈悲も無く、ただ非情にも、花粉症が私を殺しにかかる。
朝焼けをその身に受けながら、掻き鳴らす命の喘鳴。